「常連サイトに入るには、うちは何を足せばいいのか」
前回の記事を出したあと、へクス子は常連3サイトの一覧を印刷して机に置いておりました。
たぶんあなたも、自社カテゴリの一覧を出して、上のいくつかを赤で囲んだはずです。
そこで手が止まりますよね。
顔ぶれは分かった。で、うちは何を足せばその列に並べるのか。
生成AIの回答に並ぶ出典を数える道具、それを売っているのが当社です。同じ数え方を、自分自身へも向けているんですよ。
出た数字を伏せずに置いていく連載で、今日が9回目ですよ。
ところが今日、9月9日に測ったら、常連3サイトのうち2つが上位から消えておりました。
残った1つは、別々のURLを9本も引かれていましてね。
集まった引用元は246件、160のサイトに散っていました
今日投げたのは、4つのAI(ChatGPT / Gemini / Perplexity / Claude)へ5トピックずつ、合計20問です。20問すべてから応答が返り、そのうち17問から引用URLを取り出せています。
集まった引用URLは246件で、うち自社ドメイン hexscope.ai は0件。被引用率(self_ai_citation_sov)は0%(0/246)です。
9回連続の0件ですね。第1回からここは一度も動いていません。
散り方も見ておきますよ。
- 引用元のドメイン数は160
- 1ドメインあたり平均1.54件
前回(9月2日)は304件・171ドメインでした。ただ、前回は19問から引用URLが取れていて、今回は17問です。縮んだぶんには、この2問ぶんが混じっていますな。
そのうえで、この増減の幅そのものは何も打っていなくても出ます。第7回の3日連続の測定で、引用元の総数が241件から301件まで振れることを確かめてあります。
Perplexityは5問とも答えたのに、引用元は2問ぶんしか取れていません
引用URLをいちばん多く返したのはGeminiで、いちばん少なかったのはPerplexityでした。
- Gemini 74件
- ChatGPT 67件
- Claude 65件
- Perplexity 40件
4つとも引用URLを返していて、丸ごと欠測したプラットフォームはありません。応答も4つとも5問ぶん返ってきています。
ただ、Perplexityだけは5問のうち2問からしか引用URLを取り出せていません。20問中17問というのは、この3問ぶんの差です。
この3問を「引用ゼロ」として数えると、測れていないものを実測値として扱うことになります。当社は欠測として、実測ゼロとは別に記録します。
だから今日の246件は、20問ぶんの合計ではなく17問ぶんの合計ですね。
3つのAIに引かれていたのは、160サイトのうち4つでした
ドメインごとに「4つのAIのうち何個から引かれたか」を数えました。
- 1つのAIだけ: 138ドメイン(86%)
- 2つのAI: 18ドメイン
- 3つのAI: 4ドメイン
- 4つのAIすべて: 0ドメイン
3つに届いた4件は全体の2.5%です。
160のうち138が、たった1つのAIにしか出てきません。上位10件に入っていたドメインでも、techradar.comの6件はChatGPTだけ、toolradar.comの3件もChatGPTだけです。
順位表の上のほうにいても、AIを1つ替えたら消える。そういう位置ですね。
3つのAIまで届いていたのは、次の4サイトだけでした。
- dageno.ai(引用9件)
- ai-search.techsuite.co.jp(4件)
- ahrefs.com(3件)
- ai-visibility-software.com(3件)
順位表を1枚だけ見ていると、この4つは残りの156件と同じ列に並んでいます。表彰台の高さが違うのに、椅子だけ同じ大きさで置いてある感じでありますね。
同じ列に並んでいるのに、この4つだけが3つのAIへ届いたのはどうしてでしょうか。
横断していた4サイトは、引かれているページの本数が違いました
dageno.aiの9件は、9件すべてが別のURLでした。言語違いを1本に畳んでも8本です。
掲載AI数ごとに、引かれたURLの本数を平均するとこうなります。
- 1つのAIだけのドメイン: 平均1.11本
- 2つのAIのドメイン: 平均2.39本
- 3つのAIのドメイン: 平均4.50本
掲載AI数が上がるほど、引かれているページの本数も増えていく格好です。差は4倍ほどですね。
dageno.aiはAIツールの比較記事を並べているサイトで、Geminiが3本、Perplexityが4本、Claudeが2本と、別々のページを別々のAIが拾っていました。
ai-search.techsuite.co.jpも4件が4本の別記事です。ahrefs.comは3本でした。ai-visibility-software.comだけは3件のうち2件が同じページなので、本数は2本どまりです。
一方、1つのAIだけに出たドメイン138件のうち、URLが2本以上あったのは12件しかありません。
つまり、1本のページが4つのAIに横断して当たっているわけではないんです。同じテーマで何本かページを持っているドメインが、そのうちどれかをそれぞれのAIに拾われている。
へクス子はここを読み違えておりましてね。1本の強い記事を作れば横断できると思っていたんですよ。
ただ、これは相関です。ページを増やせば引かれるという因果を確かめたものではありません。3つのAIに届いたのは4件しかないので、平均4.50本という数字も4件から出ています。
Perplexityの3問が欠測している点も効きます。取れていれば2つ以上のAIに届くドメインはもっと出た可能性がありますし、4つすべてに載ったドメインが0件だったのも、この3問が抜けた状態での数え方です。
13回に伸ばしたら、皆勤は3サイトから1サイトになりました
前回の記事では、8月3日から9月2日までの11回ぶんで上位10件を数え、皆勤の3サイトを挙げました。
今日ぶんと9月7日ぶんを足して13回にすると、こう動きます。
- dageno.ai: 13回すべて
- prtimes.jp: 12回(今日は1件も出ず)
- en.wikipedia.org: 11回(今日はChatGPTで1件だけ)
皆勤はdageno.aiの1サイトだけになりました。1週間で2つ抜けた形です。
前回、へクス子はこの3つを「定義を説明する場所」「発表が積み上がる場所」「カテゴリを継続的に扱う場所」の3種類だと読んだわけです。その読みは、2回足しただけで支えを失った格好です。
残ったdageno.aiと落ちた2つを分けていたのは、種類よりも本数のほうでした。今日のdageno.aiは9本、prtimes.jpは0本、en.wikipedia.orgは1本ですね。
何回ぶん重ねれば「常連」と呼んでいいのか。13回ではまだ決められませんな。
引用元の一覧を、AIの数とページの本数で並べ直す
引用元の一覧は、ドメイン名と件数の2列で出てくることが多いですよね。
そこへ2列足すと、今日の測定で見えたものが自社カテゴリでも見えます。
- 何個のAIから引かれたか
- 別々のURLが何本引かれたか
当社の今日の測定では、この2つが一緒に動いていました。1つのAIだけのドメインは平均1.11本、3つのAIに届いたドメインは平均4.50本です。
自社ドメインで数えると、たいていどちらも小さく出ます。当社は9回連続で0件ですから、そもそも表に載っていません。
それでも打ち手の向きは決まります。1本を磨き上げてから次へ行くより、同じテーマの周辺を数本のページで埋めてから、何個のAIが拾ったかを見る順番ですね。
へクス子は次回、dageno.aiの9本を開けて、どんな作りのページが拾われているのかを数えてみます。まずは自社カテゴリの一覧を、この2列つきで並べてみてくださいませ。
今回の測定について
- 測定日: 2026-09-09(JST)
- 方法: 5トピック × 4AI(ChatGPT / Gemini / Perplexity / Claude)= 20クエリ。各回答の引用URLから hexscope.ai の被引用率を算出。
- 結果: 引用URL総数246件中、hexscope.ai は0件。self_ai_citation_sov = 0%(0/246)。
- 欠測: 20問すべてから応答は得られたが、引用URLを取り出せたのは17問(Perplexityは5問中2問)。246件は17問ぶんの合計。
- ページ本数の数え方: 引用URLからクエリ文字列(
?以降)を落として重複を除いた本数。同じページにutm_source付きと無しの両方が来た場合は1本と数えている。