もどる HexScope Lens

AIが挙げたプロジェクト管理ツール、Claudeにだけ出てこない会社がある

POINT この記事のポイント
  • 検索で全ページ掲載の7社、AI出現率は97.8%と37.8%
  • 掲載2ページのClickUpが4ページのJootoを上回る

新しい案件が動き出すたびに、どのツールで進捗を管理するかを決め直す。そんな場面、けっこうありませんかね。

候補として最初に挙がるのは、たいてい社内の誰かが使ったことのあるサービスです。

へクス子の周りでも、入口は「前の職場で使っていたやつ」だったりしますね。

プロジェクト管理ツールってのは、要は「誰がいつまでに何をやるかを、チーム全員が同じ画面で見られるようにする仕組み」のこと。

なんですが、その候補出しの入口が、ここへ来てもう1つ増えました。AIに聞いて返ってきた名前、というやつです。

そこで今回は、AIに社名をいっさい渡さず、「プロジェクト管理ツールのおすすめは?」と素直に聞いてみました。

聞き方を変えた質問を5つ用意して、ChatGPT・Gemini・Perplexity・Claudeへそれぞれ3回ずつ、合わせて60回投げております。

3回ずつ繰り返したのは、AIの答えが毎回ぴったり同じにはならないからです。

1回聞いた画面をそのまま「AIのランキング」として貼るのは、ある日の空だけを見て「この街は雨の街です」と紹介するようなものですからね。

ただ、今回はGeminiへの問い合わせがすべて失敗しておりまして、有効な応答が1件も取れておりません。

そのため以下の比較は、ChatGPT・Perplexity・Claudeの3つで見ています。

投げた60回のうち、集計に使えたのは45件。残る15件はAIへの問い合わせ失敗で、欠測として外しました。

会社名の抽出に失敗したものは0件です。

では、実測のレポートを見てみましょう。数字はいっさい加工しておりません。

AI RANKING REPORT

プロジェクト管理・タスク管理ツール

AIに会社名を一切与えずに質問し、AIが自発的に挙げた会社名だけを集計したレポートです。

測定日
有効データが取れたAI
ChatGPT / Perplexity / Claude
質問数
5
1問あたりの繰り返し
3回
投げたクエリ総数
60
有効応答数
45件

投げたクエリ 60 件のうち有効応答 45 件(AI クエリ失敗 15 件 / 会社名抽出失敗 0 件は欠測として集計から除外) / 有効応答が 0 件のため次のモデルを models から除外(出現率 0% を「挙がらない」と解釈してはならない): gemini / 会社・製品でない語として集計から除外: スプレッドシート(表計算ソフトを指す普通名詞。製品名の Google スプレッドシートは除外していない) / 名寄せは測定後に、AI へ再問い合わせせず保存済みの抽出結果からやり直している(課金ゼロ・AI の回答は変えていない) / 表示しているのは、除外後に残った 63 社のうち出現率上位 20 社。除外は行の削除のみで、出現率の分母は有効応答数のため、除外によって他社の数値は変わらない。

プロジェクト管理・タスク管理ツール:AIが挙げた会社のランキング(出現率の高い順) 出現率=有効応答のうち、その会社の名前が1回以上挙がった応答の割合。平均順位=名前が挙がった応答の中で、回答の何番目に置かれたかの平均(小さいほど先に挙がる)。
# 会社名 出現率(%) 平均順位 挙がった応答数
1 Asana ◆ 事前情報の主要企業 97.8 2.8 44
2 Trello ◆ 事前情報の主要企業 91.1 2.2 41
3 Jira(Jira Software) ◆ 事前情報の主要企業 73.3 3.8 33
4 Notion ◆ 事前情報の主要企業 66.7 5.1 30
5 Backlog ◆ 事前情報の主要企業 64.4 4.1 29
6 monday.com ◆ 事前情報の主要企業 62.2 6.5 28
7 ClickUp ◆ 事前情報の主要企業 42.2 6.4 19
8 Wrike ◆ 事前情報の主要企業 37.8 6.5 17
9 Jooto ◆ 事前情報の主要企業 35.6 6.6 16
10 Microsoft Project + 事前情報リスト外 26.7 4.1 12
11 Lychee Redmine ◆ 事前情報の主要企業 24.4 7.2 11
12 Slack + 事前情報リスト外 24.4 12.1 11
13 Excel + 事前情報リスト外 15.6 4.6 7
14 Redmine ◆ 事前情報の主要企業 15.6 8.1 7
15 Google スプレッドシート + 事前情報リスト外 13.3 5.2 6
16 Basecamp + 事前情報リスト外 11.1 6.0 5
17 Brabio! + 事前情報リスト外 11.1 8.4 5
18 Todoist + 事前情報リスト外 11.1 9.8 5
19 Microsoft Teams + 事前情報リスト外 11.1 10.2 5
20 Smartsheet ◆ 事前情報の主要企業 8.9 5.3 4

◆ = 事前に用意した主要企業リストに載っている会社。+ = リストに無く、AIが自発的に挙げた会社。

AI別の内訳:各セルは 出現率(%) / 平均順位 有効応答が1件も取れなかったAIは、0%と誤読されるのを避けるため列に出していません。列見出しの n はそのAIの有効応答数です。
会社名 ChatGPT n=15 Perplexity n=15 Claude n=15
Asana 100.0% / 2.2 93.3% / 2.8 100.0% / 3.3
Trello 100.0% / 1.5 80.0% / 2.3 93.3% / 3.0
Jira(Jira Software) 86.7% / 3.8 60.0% / 3.6 73.3% / 3.8
Notion 46.7% / 5.0 53.3% / 7.8 100.0% / 3.8
Backlog 20.0% / 1.7 93.3% / 4.6 80.0% / 4.2
monday.com 53.3% / 5.3 60.0% / 6.8 73.3% / 7.1
ClickUp 60.0% / 5.0 20.0% / 11.3 46.7% / 6.1
Wrike 40.0% / 4.7 73.3% / 7.5 0.0% / —
Jooto 0.0% / — 73.3% / 7.2 33.3% / 5.4
Microsoft Project 40.0% / 3.7 13.3% / 8.0 26.7% / 2.8
Lychee Redmine 0.0% / — 53.3% / 7.4 20.0% / 6.7
Slack 0.0% / — 6.7% / 28.0 66.7% / 10.5
Excel 6.7% / 7.0 20.0% / 1.0 20.0% / 7.3
Redmine 6.7% / 5.0 26.7% / 11.0 13.3% / 4.0
Google スプレッドシート 0.0% / — 20.0% / 2.0 20.0% / 8.3
Basecamp 26.7% / 5.5 0.0% / — 6.7% / 8.0
Brabio! 0.0% / — 20.0% / 8.3 13.3% / 8.5
Todoist 0.0% / — 20.0% / 11.3 13.3% / 7.5
Microsoft Teams 13.3% / 5.5 6.7% / 14.0 13.3% / 13.0
Smartsheet 20.0% / 5.3 0.0% / — 6.7% / 5.0
事前情報(主要企業リストと市場シェア)との突き合わせ(市場シェアの高い順)
会社名 市場での位置づけ 市場シェア(%) AIでの出現率(%)
Airtable 5ページ中2ページに掲載 4.4
Asana 5ページ中5ページに掲載 97.8
Backlog 5ページ中5ページに掲載 64.4
Bitrix24 5ページ中2ページに掲載 8.9
ClickUp 5ページ中2ページに掲載 42.2
Jira(Jira Software) 5ページ中5ページに掲載 73.3
Jooto 5ページ中4ページに掲載 35.6
Lark 5ページ中2ページに掲載 2.2
Lychee Redmine 5ページ中4ページに掲載 24.4
monday.com 5ページ中5ページに掲載 62.2
Notion 5ページ中5ページに掲載 66.7
OBPM Neo 5ページ中2ページに掲載 4.4
Redmine 5ページ中2ページに掲載 15.6
Smartsheet 5ページ中2ページに掲載 8.9
Taskworld 5ページ中2ページに掲載 2.2
Trello 5ページ中5ページに掲載 91.1
Wrike 5ページ中5ページに掲載 37.8
測定に使用した質問(5件)
  1. プロジェクト管理ツールでおすすめはどれですか。代表的なサービスを挙げてください。
  2. チームでタスクの担当と進捗を共有したいのですが、どのプロジェクト管理ツールが向いていますか。
  3. ガントチャートで工程や納期を管理したい場合、どのツールがよく使われていますか。
  4. 無料から使い始められるプロジェクト管理ツールには、どんなサービスがありますか。
  5. 日本の中小企業がプロジェクト管理ツールを導入するなら、どのサービスがよく選ばれていますか。
名寄せの記録(63件)

名寄せ=「BowNow」「ボウノウ」のような表記ゆれを同じ会社としてまとめる処理。まとめ方が妥当かどうかを読者が確かめられるよう、実際に出現した表記と適用した規則をすべて開示します。

代表表記 実際に出現した表記 適用した規則
Trello Trello / Trello無料版 別名表で対応付け
Asana Asana 別名表で対応付け
Jira(Jira Software) Jira / JIRA / Jira Software 別名表で対応付け
Basecamp Basecamp 単独で出現(まとめ先なし)
monday.com Monday.com / monday.com 別名表で対応付け
ClickUp ClickUp 別名表で対応付け
Microsoft Project Microsoft Project 単独で出現(まとめ先なし)
Notion Notion / Notion無料版 別名表で対応付け
Microsoft Microsoft 単独で出現(まとめ先なし)
Microsoft Teams Microsoft Teams / Teams 別名表で対応付け
Microsoft 365 Office 365 / Microsoft 365 / M365 別名表で対応付け
Planner Planner 単独で出現(まとめ先なし)
Office Office 単独で出現(まとめ先なし)
Wrike Wrike 別名表で対応付け
Smartsheet Smartsheet 別名表で対応付け
Excel Excel / Excel(エクセル) 別名表で対応付け
GanttProject GanttProject 単独で出現(まとめ先なし)
Airtable Airtable 別名表で対応付け
Backlog Backlog 別名表で対応付け
Redmine Redmine 別名表で対応付け
Lychee Redmine Lychee Redmine 別名表で対応付け
Jooto Jooto 別名表で対応付け
OBPM Neo OBPM Neo 別名表で対応付け
Stock Stock 単独で出現(まとめ先なし)
Brabio! Brabio! 単独で出現(まとめ先なし)
Confluence Confluence 単独で出現(まとめ先なし)
TimeCrowd TimeCrowd 単独で出現(まとめ先なし)
CrowdLog CrowdLog / クラウドログ 別名表で対応付け
Git Git 単独で出現(まとめ先なし)
SVN SVN 単独で出現(まとめ先なし)
Google スプレッドシート Google スプレッドシート / Googleスプレッドシート 表記を正規化したら既出の会社と一致
みんなでガント.com みんなでガント.com 単独で出現(まとめ先なし)
サクっと工程 サクっと工程 単独で出現(まとめ先なし)
がんすけ がんすけ 単独で出現(まとめ先なし)
UMガント UMガント 単独で出現(まとめ先なし)
Seiryu Seiryu 単独で出現(まとめ先なし)
Dr.工程PRO Dr.工程PRO 単独で出現(まとめ先なし)
サクっと工程+がんすけ サクっと工程+がんすけ 単独で出現(まとめ先なし)
Todoist Todoist 単独で出現(まとめ先なし)
Bitrix24 Bitrix24 別名表で対応付け
Taskworld Taskworld 別名表で対応付け
Lark Lark 別名表で対応付け
Planio Planio 単独で出現(まとめ先なし)
Taiga Taiga 単独で出現(まとめ先なし)
Microsoft To Do Microsoft To Do 単独で出現(まとめ先なし)
Google Tasks Google Tasks 単独で出現(まとめ先なし)
Google Keep Google Keep 単独で出現(まとめ先なし)
Sharegantt Sharegantt 単独で出現(まとめ先なし)
Miro Miro 単独で出現(まとめ先なし)
OpenProj OpenProj 単独で出現(まとめ先なし)
OpenProject OpenProject 単独で出現(まとめ先なし)
GitHub Projects GitHub Projects 単独で出現(まとめ先なし)
Slack Slack 単独で出現(まとめ先なし)
ONES.com ONES.com 単独で出現(まとめ先なし)
Atlassian Atlassian 単独で出現(まとめ先なし)
Google Google 単独で出現(まとめ先なし)
ヌーラボ ヌーラボ 単独で出現(まとめ先なし)
Google Workspace Google Workspace 単独で出現(まとめ先なし)
GitHub GitHub 単独で出現(まとめ先なし)
Microsoft Teams+Planner Microsoft Teams+Planner 単独で出現(まとめ先なし)
Linear Linear 単独で出現(まとめ先なし)
Instagantt Instagantt 単独で出現(まとめ先なし)
Chatwork Chatwork / チャットワーク 別名表で対応付け

「うちの名前、AIに出てる?」の答えはAIごとに違う

まず立場をはっきりさせておきます。この表は、へクス子が製品の優劣を判定したものではありません。

AIが返した答えの中に、どの名前が何回出てきたかを数えただけの記録であります。

そのうえで、合算の順位より先に見ていただきたいのがAI別の内訳です。

分かりやすいのがWrikeですね。全体の出現率は37.8%で、表の真ん中あたりに位置しています。

ところがClaudeの内訳を開くと、有効応答15件のうち名前が挙がったのは0件でした。

応答が取れなかったわけではありません。15件ぶんきちんと答えが返ってきて、そのどれにも名前が無かった、という意味の0.0%です。

一方のPerplexityでは、同じ15件のうち11件でWrikeが挙がっております。出現率でいうと73.3%ですね。

質問文も測定日も同じで、変えたのは問い合わせ先のAIだけ。それでここまで動くわけです。

逆向きも見ておきましょう。JootoはChatGPTの15件で0.0%、Perplexityでは73.3%でした。

Lychee Redmineも形は同じで、ChatGPTでは0.0%、Perplexityでは53.3%。消えているのは、こちらはChatGPTの側になります。

国産のBacklogも幅が大きく、ChatGPTでは20.0%どまりですが、Perplexityでは15件中14件で挙がりました。

最後に区別を1つだけ。Geminiは有効応答が0件でしたので、表の列そのものに出しておりません。

ですので「Geminiには出てこなかった」と読むことはできないわけですね。出てこなかったのではなく、測れていないという扱いです。

比較記事の掲載ページ数と、AIの出現率は一致しない

比べる相手として用意したのは、検索での見え方です。

「プロジェクト管理ツール おすすめ 比較 2026」で検索し、上位ページが紹介しているツール名を、ページ単位で数えました。

取得日は2026年7月27日。検索が返した5ページはすべて取得できまして、取得失敗は0件です。

ただ、この事前情報には偏りがあるんですよ。5ページのうち2ページは、このカテゴリの製品を売っている事業者自身のメディアでした。

どちらも自社製品を、自分のリストの先頭に置いています。

残る3ページも中立な調査機関ではなく、IT製品のレビューサイト、SaaSの比較メディア、人材事業者のオウンドメディアでした。

つまりこれは業界の公式ランキングではなく、「検索上位の比較記事に何ページ載っていたか」という数字にすぎません。

では、突き合わせを見てみましょう。5ページすべてに載っていたツールが7つありました。

  • Asana:出現率97.8%(有効応答45件のうち44件で名前が挙がった)
  • Trello:91.1%
  • Jira(Jira Software):73.3%
  • Notion:66.7%
  • Backlog:64.4%
  • monday.com:62.2%
  • Wrike:37.8%

検索の側では同じ「全ページ掲載」だった7つが、AIの側では97.8%から37.8%まで広がったことになります。

逆の方向も見ておきましょう。掲載2ページのClickUpが42.2%で、掲載4ページのJooto(35.6%)とLychee Redmine(24.4%)を上回りました。

検索上位ページに1度も出てこないのに、AIがよく挙げるものもあります。Microsoft Projectが26.7%、Slackが24.4%ですね。

なお事前情報の17社のうち、AIが一度も名前を挙げなかった会社は0社でした。

挙がらない会社を探しに行った測定なので、そこは空振りに終わりました。

その代わりに出てきたのが、「検索での並びが同じでも出現率はそろわない」という形でありました。

市場シェアの数値のほうは、今回いっさい使っておりません。

無料で読める国内の数字は、回答者に見せた選択肢の一覧が公開されておらず、読者が同じ手順で確かめられないからです。

出現率・AI別の内訳・平均順位、この3つで1社を読む

HexScopeのレポートは、1社を3つの数字で見ます。出現率、AI別の内訳、そして平均順位です。

平均順位ってのは、名前が挙がった回答の中で何番目に置かれたかの平均で、小さいほど早く呼ばれているという意味になります。

この3つを、動きの大きかった3社に当ててみましょう。

Wrike:出現率37.8%、平均6.5番目。内訳はChatGPT 40.0%、Perplexity 73.3%、Claude 0.0%。

合算の37.8%だけなら「中位のツール」で話が終わります。内訳まで開くと、次に手を入れる先がClaudeだと名指しで分かるわけですね。

ClickUp:出現率42.2%、平均6.4番目。ChatGPT 60.0%、Perplexity 20.0%、Claude 46.7%。

検索の比較記事には5ページ中2ページしか載っていないのに、AIの回答では掲載4ページの2社より前に出ております。

Backlog:出現率64.4%、平均4.1番目。ChatGPT 20.0%、Perplexity 93.3%、Claude 80.0%。

ChatGPTで挙がった3件は平均1.7番目でして、出てくるときは先頭近くに置かれています。回数が少ないことと、扱いが軽いことは別なんですなぁ。

ここで1つ念を押しておきましょう。出現率が低いことは、そのツールが劣っていることの証明にはなりません。

AIの回答での見え方と、製品としての実力はまったく別の軸です。その2つのズレを数えるのが、この測定の役割なんですよ。

それと、「情報を増やせば挙がるようになります」とも申しません。今回のデータから言えるのは、ズレが存在するという事実までですからね。

今回、うまく数えられなかったもの

測定には限界がありまして、伏せると読者が再現できなくなるので並べておきます。

1つめは、会社でも製品でもない語が混ざったことです。「スプレッドシート」という表計算ソフト全般を指す言葉が、1行として拾われていました。

この1語だけを表から外し、残る63社のうち出現率上位20社を載せています。やったのは行を消したことだけですね。

出現率の分母は有効応答数ですので、行を外しても他社の数字は1つも動きません。

2つめは、名前が似ているのに中身は別物、という組み合わせです。RedmineとLychee Redmineは別の製品なので、寄せずに分けたままにしました。

OpenProjとOpenProject、GitHubとGitHub Projectsも同じように分けております。似ているからと寄せると、別の会社を1つに潰してしまいますから。

なお名寄せのやり直しは、AIへ聞き直さずに保存済みの抽出結果に対して行いました。AIの回答そのものは、最初の1回のまま変えておりません。

名前が出ていないAIを、1つ名指しする

今回の測定で見えたのは、検索での並びがAIにそのまま引き継がれるわけではないこと。

そして、どのAIに聞くかで名前の出方が大きく変わることでした。

そこで最初の一手としておすすめしたいのが、自社と競合をAI別の出現率で1枚に並べることです。

合算の順位は、Wrikeのような偏りを平らにならしてしまいます。37.8%という中位の数字だけが残るわけですね。

AI別に分ければ、名前が届いているAIと、まだ1度も呼ばれていないAIが名指しで分かるようになりますね。まず手を入れる場所は、そこから決めれば十分でしょう。

加えて、測定は1回きりにしないほうがいいですね。個々の回答は揺れますが、繰り返すと出現率のほうは落ち着いてきます。

検索で積み上げた地位は、AIの答えの中まで勝手には運ばれません。だからこそ、「名前が出ていないAI」を1つ名指しできる状態にしておくと、打ち手を選べるようになりましょう。

ということで、まずは自社の名前を1つのAIに聞いてみるところから、ぼちぼち始めてまいりましょう。

今回の測定について: 対象は「プロジェクト管理・タスク管理ツール」。会社名を一切含まない5つの質問を、ChatGPT・Gemini・Perplexity・Claudeへ各3回ずつ、合計60回投げた(2026-07-26 実測・UTC)。有効応答は45件(ChatGPT 15件 / Perplexity 15件 / Claude 15件)で、Geminiは有効応答0件のため表から除外している。欠測の内訳はAIへの問い合わせ失敗15件・会社名の抽出失敗0件。実際に投げた質問文は次の5つ。(1)「プロジェクト管理ツールでおすすめはどれですか。代表的なサービスを挙げてください。」(2)「チームでタスクの担当と進捗を共有したいのですが、どのプロジェクト管理ツールが向いていますか。」(3)「ガントチャートで工程や納期を管理したい場合、どのツールがよく使われていますか。」(4)「無料から使い始められるプロジェクト管理ツールには、どんなサービスがありますか。」(5)「日本の中小企業がプロジェクト管理ツールを導入するなら、どのサービスがよく選ばれていますか。」比較に使った事前情報は、検索クエリ「プロジェクト管理ツール おすすめ 比較 2026」の上位ページに掲載されているツールの掲載ページ数(取得日 2026-07-27、検索が返した5ページすべてを取得、取得失敗0件)。この検索は日本語のクエリだが米国で運用される検索APIを経由しており、日本国内から検索した場合の並び順と厳密に一致するとは限らない。表からは会社・製品でない語(「スプレッドシート」)を除き、残る63社のうち出現率上位20社を表示している。名指しの優劣を断ずるものではなく、AI可視性の測定例として中立に提示するものです。

この記事をシェア
Bluesky X
記事一覧にもどる